湯澤和之プロフィール

物作りや機械いじりが好きな子供時代

私のモノ造り精神は、小さい頃にさかのぼります。
あまり裕福ではない兼業農家で育ったため、
納屋にある材料などを利用して自分で玩具を作って遊んだり、
自転車と乳母車を改造して作った4輪車で近所を走り回っていました。
小学校の卒業文集には、将来の夢に「自動車会社の社長になって、
みんなに喜んでもらえる車を作りたい!」と書いていました。

モノ造りに対するこだわりの始まり

工業高校を卒業後、20歳でラリーに出会い、その魅力に取りつかれました。
それからは自らラリーに参戦しながら、競技車両製作や車両整備を経験し、
同時に溶接技術も身に着けました。
30歳を過ぎた頃に自動車マフラー製造業へ転職し、
さらに高い溶接技術や、仕上がりの美しさを求める
職人としてのこだわりを学びました。

更なる技術探究と職人としての気質

良いモノには芸術品にも似た美しさがあると思います。
自分の思い描く、より良いモノを造るために、
私はタクミクラフトを立ち上げました。 
独立してからもそのこだわりは変わることはなく、
より一層強くなったように思います。
それはたとえ小さな工業製品でも変わりはありません。
そして技術向上はもちろん、競技車両製作や工業製品を造る事で
自分をアピール出来る事への喜びと誇りを感じております。
これからもひとつでも多くのモノを、皆様にお届けしたいと思います。

経歴


1964年 埼玉県大宮市(さいたま市)に兼業農家の長男として生まれる。
   
1983年(18歳) 工業高校を卒業し、工業デザインの専門学校へ通うなか19歳でラリーと出会う。
   
1985年(20歳) ラリーデビュー。
   
1987年(22歳) 現在のタクミクラフトの先駆けともいえる「トンボハウス」を共同で立ち上げ、
競技車両製作、自動車部品製造、溶接技術を学ぶ。
   
1992年(28歳) 海外でも活動を始める。パリ‐モスクワ‐北京ラリーにメカニックとして参加。
   
1995年(31歳) マフラー製造業界へ転職。国産車、インポートカー、クラシックカー、スーパーカーを問わず、
あらゆる車種のマフラーの製作を手掛けると同時に、溶接技術に更に磨きがかかる。
   
2001年(36歳) コ・ドライバーとしても活動。アジア・クロスカントリーラリーに2年連続で参戦、
チームをクラス優勝、総合優勝に導いた。
   
2004年(40歳) 「タクミクラフト」を創設し独立。
   
2009年(45歳) 「タクミクラフトラリーチーム」を結成。
得意の溶接技術で競技車両製作し、2013年に念願の全日本ラリー選手権シリーズ優勝を達成。
   
2014年(49歳) 国内では先駆けとなる、ラリーカーレンタルプロジェクトをスタート。
更に多くの方にラリーの魅力を伝えながら、日々モノ造りに精進している。